2006年11月13日

地獄少女二籠 第5話 「地獄への暴走」

 アニマックスでは既に六話が放送された後なので今更なのですが、「単独のアニメ感想は『地獄少女」から」というこだわりがあったので、このまま書かせて頂きます(レビュー形式ではないので多少話が飛びます)。


 
 庭?の彼岸花を大型のはさみで歌い踊るように切り裂いていくきくり。
 しかし背後にあいの気配を感じるとピタリと動きを止めます。
 あいに「楽しい?」と訊かれ「まあね」と答えるきくり。
力関係では(やや?)あいの方が上で、それがなんとなく気に入らない…という感じでしょうか。でもあからさまな反発ならば、「まあね」ではなく「別に」と答えてぷいっと顔をそむける、という反応になりそうな気もするので、それほど反感は強くないのかもしれません(むしろ多少の余裕あり?)。
 
 コンビニでやりたい放題のチンピラ(死語)と、犠牲者?のナップサック男。そりゃ恨まれるのも当然という悪辣ぶりです。
 捜査を開始する三藁ですが、その前の輪入道の「異人さん」という言い方が妙に受けました。
 
 おばあちゃんの言う「ああいう子」とはどういう子なのか、また、「何か面倒を起こさなければいいけど」は、そういう問題を内包している存在ということなのかも気になります。

 きくりを探す輪入道は、最近の人間の堕落振りに気が重くなっていきます。
 そしてきくりにちょっかいをかけようとしている男達をばっさりと片付ける輪入道がまたかっこいい。まさにいぶし銀の魅力です。
 その姿に惚れたのか単に疲れただけなのか、輪におんぶをせがむきくり。

 「きくりは人の世界は初めてか」という輪入道のセリフがありましたが、この言葉が事実だとすると、彼女はあいのように人間だった時の罪の償いのために現れたのではないようです。
 無邪気さゆえの残酷さもあるかと思えば、第四話で骨女に「(自分が歳取ったなんて)今頃分かったの?」という、したたかとも取れるセリフを言ってのける面もあり、まだまだ彼女の正体は掴めません。ひょっとしたら、人の世が出来る前の存在だったり、人間外生物だったりした可能性も皆無ではないのかも…?

 憧れの女子生徒を暴走族の先輩が横取り?すると戦線布告されて、頭を抱えるチンピラ・山田。その妄想が、憧れの君がレイプされる場面ではなく、先輩とムフフの仲になっている−というのが、なんとも自分勝手さを醸し出してる気がします(少女に危害が加わるということよりも、少女が自分以外の男に夢中になってる図の方が優先なんですよね…)。

 しかし地獄通信のことを知った山田はそこにアクセス。
 夕暮れの里に招き入れられた山田は、そこでもゴロツキ(これも死語)ぶりを発揮。
 そのせいか今回のあいの説明は、終始言葉に怒りがこもってるように感じられたのは自分だけでしょうか。

 そして「オレが死ぬ!? そんなのまだのチョー先だぜ」というセリフを聞いた瞬間、オチは読めました(というか、バレバレでは?)。

 その後先輩が憧れの彼女を拉致ったと知った山田は「あの女はオレのものなのに」と憎悪の炎をたぎらせるのですが、「違うだろ」という黒い藁人形の声(突っ込み)に、その存在に気付かされたかのように赤い糸を解きます(このあたり誘導尋問っぽいかも)。

 禊をし、着物に着替えるあいの姿をきくりが見ていましたが、これは地獄少女見習いというか、きくりが次期地獄少女だという伏線なのかもしれませんね(二籠とは、ひとつの繭にふたつの幼虫が入ってる状態を指す−とのことでしたし)。

 お仕置きコントは、五月蝿いクラクションやらエンジン空ふかしのファイヤータイヤ(輪入道の顔アップ付き)やらで、暴走族にふさわしいものではなかったかと(笑)。

 あとどうでもいいことですが、女子生徒が連れ込まれた倉庫の明り取り窓?がハート型になっていたのには、ちょっと笑いました。

 そして「闇に惑いし哀れな影よ」以下の件りのセリフ(船の上の「なめんなよ、タコ」含む)も、怒りともいらだちとも採れる感情が入ってたようで、今回のあいちゃんはかなりご立腹とお見受けいたしました。

 そうして先輩が流された後、ゴキゲンでバイクでとばしていた山田ですが、バス?に跳ね飛ばされて大出血です。今まで散々酷い目に遭わせてきた連中は、勿論誰も助けてくれません(自業自得ですね)。
 それまで何回か「二輪車に乗る時はヘルメットをかぶりましょう」という看板が出てきてたのは、この事への皮肉と伏線になってたわけですね。

 きくりの「あるよ、地獄は本当にあるよ」の、目というか表情がまた怖いです。何かまだ裏がありそうですね。

 そうして締めは、チンピラの憧れの少女が、飲み干したジュースのパックを自転車のカゴにポイ捨てしたシーンを輪入道とあいが目撃するというもの。
 輪入道に注意され、俯いた少女の図となった時には、「うるせえな、このジジイ!!」と、逆ギレかと思いきや、素直に詫びてそのパックを持って駆けていくという、地獄少女らしからぬ、爽やかな幕切れでした。これは前半の輪入道の、現世の人の世に対する嘆きと対になった構成なのでしょうね。

 そして次回も依頼者は男性です。こうも男性が続くというのは、何か意図があってのことでしょうか。
 それよりも依頼者はいい人のようなので、出来れば糸を解いて欲しくないのですが、果たしてどうなるのでしょうか。
posted by セレネ at 01:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 地獄少女 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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