2006年11月18日

地獄少女二籠 第6話 「陽のあたる場所」

 前期13話を彷彿とさせるテイストであると同時に、今までで一番感想の書きにくい回でもありました。

 クラスで笑い者になり、それ以来保健室登校を続ける颯太は、ただひとり自分のことを笑わなかったクラスメイト・紀和子に想いを寄せ、けれどもそれを告げる勇気も無く、写メで紀和子を隠し撮りする日々を送っていました。
 それを評して一目連は「まるでストーカー」、輪入道は「むしろ追っかけだろ、かわいいじゃないか」だそうですが、女性にしてはどっちにしろ気持ち悪いんじゃないでしょうか。 回想−保健室にて。
 携帯の紀和子の写真を見た骨女は颯太に、何でも相談しなさい、と相談役を買って出ますが「見てるだけでいい、知り合っても彼女に嫌われるかもしれないし、自分が彼女を嫌いになるかもしれないし」と、全くその気がありません。
 このあたり3話の多恵のように、相手に近づいて傷つくことを、(極度に)恐れているような気がします。
 嫌われるかどうかなんて分からないじゃないの、と言う骨女の言葉に、分かりますよオレなんてそんな程度なんですよ−と答える颯太に、骨女もいささかもてあまし気味…?

 一方家では、母は颯太に気を使って多々と話しかけてるようですが、父は甘やかすなと話を遮り「お前に期待した俺がバカだった」「親に恥をかかせやがって」と、かなり対面=世間体を気にするタイプのようです。
 …というか、食卓でこんなことを言われ続けてはたまりません。よく一緒に食事が出来るなあと、ある意味感心してしまいました。

 ボーリング場でもストーキング(?)を続けていた颯太でしたが、トイレで紀和子の彼がその弟分に紀和子を売ろうとしているのを知ってしまいます。

 その夜、地獄通信にアクセスした颯太でしたが、相手の名前を送信出来ないままでいると、なんと送信前であるにも関わらずあいちゃん登場。こんなことは、前代未聞なんじゃないでしょうか。
 契約についての説明をするあいちゃんに、地獄送りにしたい相手がどれほど酷い人間なのかを颯太は切々と?訴えます。
 自分には何も出来ないから−と続けると「私は正義の味方じゃない」と言い置いて、あいは姿を消します。そして0時を過ぎた地獄通信にはもう繋がらなくなっていたのでした。

 仕方なく?颯太は紀和子に電話しますが、結局何も言えないまま受話器を置いてしまいます。確かに彼氏がそんなことを企ててると言ってもすぐには信じてもらえない=嫌われるかもしれないという意識が働いたのかどうかは分かりませんが、電話するだけの勇気があったのなら、あともうひと踏ん張り−と思うのですが、その一歩が踏み出せないんですね…

 何も知らない紀和子は、翌晩彼氏の父のマンションで一服盛られ、男の餌食になってしまいます。
 その間颯太は、自分には何も出来ない、これでいいいんだ、と自分に言い聞かせ、シーツ(布団)にくるまっています。言い聞かせなければならない−ということは、「いい」とは思えないからこその所作であって、結局いいと思える結果には繋がらないと思えるのですが、果たしてその通りとなってしまいました。

 翌朝保健室で更に暗い面持ちの颯太は、友人に付き添われ保健室にやってきた紀和子と隣同士のベッドで休むことになりました。

 地獄通信って知ってる、という紀和子の言葉に動揺する颯太。
 あいに会ったと語る紀和子に思わず「ダメだ!」と立ち上がる颯太ですが、紀和子は既に契約を結んでいました。制服のリボンをほどき、胸の刻印を見せる紀和子。思わず目を見開き立ち尽くすく颯太…

 「地獄に落ちるって分かってるのに、これから先、どんな風に生きていけばいいのかな…」
 紀和子の言葉が重く颯太の胸に沈んでいきます。

 帰り道、店頭の包丁を見て瞳に不穏な光の宿る颯太は、夜、パソコンでレイプの実行犯の写真を拡大し確認すると、黒いフード付きのコートを着て出かけようとします。
 ふと現れたあいに「君が何故僕の依頼を受けなかったか分かった」「依頼はいいよ、自分でなんとかするから」と言って家を出て行きます。

 実行犯がバーから出てきたことを確認し、近づいていく颯太−…


 正直、最初に見た時は紀和子のセリフが一番印象に残ったのですが、あとはよく理解出来なかったんです。
 あいの「私は正義の味方じゃない」のセリフも、颯太の「あいつは悪い奴なんだ」に対してのものだと感じてしまったのですが、数回観た後にはそれだけではなく「オレには何も出来ないから」「オレなんかが行っても彼女は迷惑だろうし」にこそ、反応したのではないかな、−と。
 元々地獄通信は、復讐したくともその手立てが無い人のためのもの−と考えれば、颯太の依頼は受けてもいいような気もするのですが、あえて受けなかったのは、お嬢の気まぐれだけではなく、ある意味颯太を試す意味もあったのではないかな…と。
 本当に颯太は紀和子のために何も出来ないのか、出来ないと思い込んでいるだけで何か出来ることはあるのではないか、彼(颯太)がどう動くかを見極めるために。

 それと同時に、「恨み」というよりも、「何も出来ない自分」への気持ち方が、颯太は大きかったのではないかな…と、思えたりもするのです。だからあいは依頼を受けなかったのかも…

 このへん、かなり読み違えているような気もするのですが、とりあえず今の自分が感じられたのはこんなところです。
 これから他のブログさんも巡って感想を読ませて頂くつもりなので、楽しみな反面、ある意味ガクブルだったりします(苦笑)。
posted by セレネ at 01:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 地獄少女 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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